例年、東北被災県、岩手、宮城、福島3県での持ち回りで開催されている東北六県神道青年協議会主催の「東日本大震災」物故者慰霊祭が宮城県石巻市で行われた。今年度は当県藤原議長が斎主、菅原会長が祭員として奉仕した。
石巻の町並みは、真新しい施設や工場、市場などがたくさん増えてインフラも震災当初に比べてはだいぶ整ったように伺える。
しかし、被災者の心にはに「あの時の記憶」として震災後遺症が根深く残っているように思え、「復興へ向けて全力で」というのは被災者に対し少し重荷ではないかとも感じた。
この日の石巻はいつにも増して交通量が多く、渋滞も各所で見受けられた。
我々神社界に留まらず色々な団体が、様々な形で慰霊や追悼を行っていたようである。
神職という立場で「祈る」だけでなく、「祈り『続ける』」ことを、何年経とうとも気持ち新たに行っていきたい。