出雲大社事業米奉献参拝旅行


 

7月27日(月)~28日(火)にかけて、岩神青創立65周年記念事業「出雲大社への事業米奉献参拝旅行」が開催された。
 
台風12号が島根県に迫り開催が危ぶまれたものの、当日の朝熱帯低気圧に変わり、無事に出発することが出来た。出雲縁結び空港へ降り立つと、幸運にも雨こそ降っていないものの、台風の影響か想像以上に湿度が高い。早速レンタカー2台に乗り込み、神社参拝の旅へと繰り出す。まずは神魂(かもす)神社へ。ここは最古の大社造りが現存するお社で、荒木先輩のご学友にご案内頂いた。次に熊野大社、その後八重垣神社に続けて自由参拝。どの御社殿も向拝に鈴が付いていない点が印象的だった。次に向かったのは今回の宿「出雲ロイヤルホテル」。ホテルで着替えを済ませた後、島根青神との懇親会会場へとタクシーで移動。「神門」という居酒屋で約20名の参加者のもと、出雲大社髙橋権禰宜様のご挨拶を頂き、乾杯を執り行って懇親を深め合った。その後二次会、締めのラーメンと島根青神にはご案内頂いて、島根神青との懇親を深め出雲の夜は更けていった。
 
二日目。日御碕神社へ自由参拝の後、出雲大社へ正式参拝。芳名帳に記帳の後、川谷総務部長様からご挨拶賜り、金子権禰宜の案内の元正式参拝。岩手から持参した65周年事業米と奉献酒が奉納され、菅原会長が玉串を奉って拝礼した。正式参拝後は髙橋権禰宜、金子権禰宜、松尾学芸員に境内を案内して頂いた。特にも本殿真裏の素鷲社は崇敬者に格別の信仰があるお社で、稲佐の浜の砂を奉納して持ち帰ると宅地の清めになるという民間信仰があるとご説明頂いた。神楽殿の守札所には、東日本大震災の募金箱が設置され、まだ忘れられていないことにうれしさがこみ上げる。境内を散策した後は、古代出雲博物館にて引き続き松尾学芸員にご説明賜り、ただ見ているだけでは分からない詳細な解説を頂いて大いに理解が深まった。
 
歩き回って少々疲れたところで昼食の時間。出雲大社の職員オススメの平和そば本店で、カツ丼と蕎麦のセットを頂く。煮込み系カツ丼にもかかわらず衣がサクッとしていて、今までにない食感に一同会話も忘れてかき込む。蕎麦も歯ごたえがあり、出雲蕎麦を堪能する。満腹になった後は、腹ごなしに平成の大遷宮を機に、出雲大社門前に整備されたお土産物横町で散策。若者向けのおしゃれな店が軒を連ね、若い方々や外国の方の姿も多く見かける。蘇りの大遷宮という言葉はまさに遷宮を端的に言い得ているのだと実感した。せっかく出雲に来たのだからともう一軒羽根屋というそば屋へ。出雲蕎麦は三段に分かれて出されるが、満腹の我々は一段だけ注文。こちらの蕎麦も絶品。ここで時間もなくなり、空港へ一路ひた走る。出雲から名古屋、名古屋から花巻という帰りの飛行機も、来るときの飛行機と同じ、そして添乗員も同じというミラクル。縁結びの御神徳の絶大さを実感した帰路だった。
 
 

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