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岩手護國神社戦没者追悼平和祈願祭助勢活動

 

 平成27年8月15日。終戦70年の節目の年に、岩手護國神社では天皇陛下よりの幣帛を賜り戦没者追悼平和祈願祭が執り行われ、岩手県神道青年会でも英霊に誠を捧げるべく助勢活動を行った。

 朝から雨が降り天候が心配される中、8:30に盛岡八幡宮社務所に集合し、説明を受け準備作業に移る。準備作業に移るやいなや雨が上がり、スムーズに準備作業を行うことが出来た。大前に神饌を供え、社殿の扉を外し、椅子を並べ、旗を揚げ、祭場を補設し、受付の机や椅子を並べ、習礼を綿密に執り行う。一通り準備作業が終わった後、受付にて神道青年全国協議会並びに岩手県神道青年会よりの玉串料をお渡しし、時間まで待機。11:00から各自随時手水を取り、11:45分に菅村副会長の先導の元参進開始。修祓の後天皇陛下のお言葉を拝聴する。献饌の後天皇陛下よりの幣帛及び本庁幣をご神前にお進めし、宮司が祝詞を奏上した。祝詞奏上終わって、英霊にこたえる会岩手県本部会長が祭文を奏上し、火焚神事に移る。菅原会長が陰灯を手に持ち、拝殿前の火焚串に点火。祭員の大祓詞が響き渡る中参列者が残りの火焚串をくべ、それぞれの祈りを捧げた。火焚神事の後は、宮司以下参列者が玉串を奉りて拝礼。神饌を撤して納めの一拝を行い、無事祭典を終えることが出来た。

 昼食を頂いた後は片付けを行う。片付けの最中にわかに雨が降り始め、テントは足を下げるのみとしたものの、椅子や旗などは無事片付けることが出来た。祭典中に雨が降らなかったことは奇跡に近く、御英霊のご加護を感じずにはいられなかった。

この貴重な機会を与えて下さった岩手護國神社様には、心よりの感謝を表したいと思う。また祭典中の写真を提供下さった澤目権禰宜さまにも感謝申し上げる次第である。

第6回親子禊錬成会開催

 27名の児童の参加のもと、8月11日(火)、第6回を数える「親子禊錬成会」が岩手県神社庁・岩手護國神社・そして簗川を会場に開催された。新山参事様を来賓に迎え、開講式を執り行い、早速護國神社へ参進し正式参拝を執り行う。修祓の後菅原会長と児童代表が玉串を奉って、70年前へ思いを馳せた。

神社庁へ戻り、第一講は当会副会長の菅村孝一郎先生より「日本の神様について」と題してお話を賜った。菅村先生は、神話をひもときながら、いかに回りの目に見えない神様に”生かされているか”に気づき、感謝の心を持って生活して欲しいと語りかけていた。第二講では当会常任委員の千葉浩之先生が「護國神社の神様」と題してお話し、先に参拝した護國神社に祀られている神様がどのような御存在か説明し、今の平和な日本があるのは御英霊のお陰であり、感謝の心を忘れてはいけないと締めくくった。

第三講はお待ちかねの「禊」。引き続き千葉先生が担当し、ただの水遊びではなく、心と体を綺麗にする為の方法だとご説明頂いた後、着替えをして簗川に移動。鳥舟行事などを行ってから川に入り、水の流れが若干速く足を取られる姿も見られる中、立派に禊を執り行うことが出来た。今回初めて道彦を努められた千葉さんには、大変ご苦労様でした。

禊でお腹がすいた後は、会員手作りのハヤシライスでお腹を満たす。隠し味にワインを用いた谷藤書記の絶妙な味付けに子供・会員一同無言でスプーンを口に運ぶ。満腹になった後は、腹ごなしのレクリエーション。花輪地区委員の担当の元、水風船をバケツに投げ入れたり、水風船を割らないようにキャッチボールをしたり、大きなシャボン玉を作ったりなど、各自大いに楽しんでいた。最後は花輪さんをめがけて水風船の投げ合いが始まり、水もしたたるいい男となった花輪さんも、とても楽しそうだった。夏らしさ満点のかき氷やスイカにも舌鼓を打ち、子供達の歓声響き渡る中レクもお開きとなった。レクが終わった後は閉講式を執り行い児童一人一人に修了証を手渡し、来年の再会を誓って解散となった。

会場をお貸しくださった神社庁様、岩手護國神社様には大変有り難く御礼申し上げます。当日の運営にご協力頂いた会員はもちろんのこと、準備等にご尽力頂いた皆様には心より感謝申し上げます。

出雲大社事業米奉献参拝旅行

 

7月27日(月)~28日(火)にかけて、岩神青創立65周年記念事業「出雲大社への事業米奉献参拝旅行」が開催された。
 
台風12号が島根県に迫り開催が危ぶまれたものの、当日の朝熱帯低気圧に変わり、無事に出発することが出来た。出雲縁結び空港へ降り立つと、幸運にも雨こそ降っていないものの、台風の影響か想像以上に湿度が高い。早速レンタカー2台に乗り込み、神社参拝の旅へと繰り出す。まずは神魂(かもす)神社へ。ここは最古の大社造りが現存するお社で、荒木先輩のご学友にご案内頂いた。次に熊野大社、その後八重垣神社に続けて自由参拝。どの御社殿も向拝に鈴が付いていない点が印象的だった。次に向かったのは今回の宿「出雲ロイヤルホテル」。ホテルで着替えを済ませた後、島根青神との懇親会会場へとタクシーで移動。「神門」という居酒屋で約20名の参加者のもと、出雲大社髙橋権禰宜様のご挨拶を頂き、乾杯を執り行って懇親を深め合った。その後二次会、締めのラーメンと島根青神にはご案内頂いて、島根神青との懇親を深め出雲の夜は更けていった。
 
二日目。日御碕神社へ自由参拝の後、出雲大社へ正式参拝。芳名帳に記帳の後、川谷総務部長様からご挨拶賜り、金子権禰宜の案内の元正式参拝。岩手から持参した65周年事業米と奉献酒が奉納され、菅原会長が玉串を奉って拝礼した。正式参拝後は髙橋権禰宜、金子権禰宜、松尾学芸員に境内を案内して頂いた。特にも本殿真裏の素鷲社は崇敬者に格別の信仰があるお社で、稲佐の浜の砂を奉納して持ち帰ると宅地の清めになるという民間信仰があるとご説明頂いた。神楽殿の守札所には、東日本大震災の募金箱が設置され、まだ忘れられていないことにうれしさがこみ上げる。境内を散策した後は、古代出雲博物館にて引き続き松尾学芸員にご説明賜り、ただ見ているだけでは分からない詳細な解説を頂いて大いに理解が深まった。
 
歩き回って少々疲れたところで昼食の時間。出雲大社の職員オススメの平和そば本店で、カツ丼と蕎麦のセットを頂く。煮込み系カツ丼にもかかわらず衣がサクッとしていて、今までにない食感に一同会話も忘れてかき込む。蕎麦も歯ごたえがあり、出雲蕎麦を堪能する。満腹になった後は、腹ごなしに平成の大遷宮を機に、出雲大社門前に整備されたお土産物横町で散策。若者向けのおしゃれな店が軒を連ね、若い方々や外国の方の姿も多く見かける。蘇りの大遷宮という言葉はまさに遷宮を端的に言い得ているのだと実感した。せっかく出雲に来たのだからともう一軒羽根屋というそば屋へ。出雲蕎麦は三段に分かれて出されるが、満腹の我々は一段だけ注文。こちらの蕎麦も絶品。ここで時間もなくなり、空港へ一路ひた走る。出雲から名古屋、名古屋から花巻という帰りの飛行機も、来るときの飛行機と同じ、そして添乗員も同じというミラクル。縁結びの御神徳の絶大さを実感した帰路だった。